普段からHIV陽性者の相談を受けている永野靖弁護士(東京南部法律事務所)をおむかえしてお話をしていただきました。
まず最初は法律にまつわる基礎のキから。「民事事件/刑事事件/行政事件とは」「裁判官/検察官/弁護士は何をする人」「訴訟/調停/交渉とは」といった基本的なことをわかりやすく説明していただきました。
後半は「仮想Q&A」。過去の事例に基づいて仮想の質問を作成して、それについて永野弁護士に法律的な見方とその解説をしてもらうというもの。会社側の知る権利と従業員のプライバシー、感染リスクを法律的にどう捉えるか、婚姻関係のないパートナーシップ、債務整理などといった現実的な課題を仮想事例解説というかたちで、分かりやすくかつ踏み込んでお話しいただきました。
[仮想Q&A]
Q1「現在、サラリーマンとして勤務しています。何度か入院をしたり、体調不良が続いています。職場から診断書の提出を求められたりしました。主治医に配慮ある記載で書いてもらい、難なきを得ています。勤務先には、本当の病名を伝えないといけないのでしょうか?」
Q2「最近感染がわかりました。過去に性行為があった人のなかで、可能性があると思われる相手に感染を知らせました。非常に拒否的な反応が返ってきました。知人の陽性者から、相手に受け入れられたという話を沢山きいていたので、とても驚いています。『もしも、自分の感染が判明したら、損害賠償を請求する』と迫られました。自分にはそのような義務があるのですか?」
Q3「パートナーとは、結婚も養子縁組もしていません。自分の具合がわるくなった時の病院の面会はどうなるのでしょうか。また、もしもの時にパートナーに何かを残すことが可能でしょうか?具体的な方法について教えてください。」
Q4「いろんな借り入れが重なって、もうどうにもならない状況になってしまいました。銀行系のカードなども借り尽くしてしまい、サラ金などにも、そろそろいかないと支払いが難しくなってしまいそうです。こういう事って、どこで相談にのってもらえますか?」
最後に、実際に弁護士に相談をするにはどうしたらいいか、費用や、電話相談などについて具体的な情報もありました。頭の整理と、役に立つ情報を得ることができ、充実した2時間の勉強会となりました。(報告:矢島)
★正直なところ、今すぐ弁護士の方に相談すべき困ったことがなかったのですが、近い将来きっと困ったことが発生するのではないかという漠然とした不安があったので、参加させていただきました。私は法律の知識はまったくなく、弁護士の方は遠い存在のように思っていましたが、私たちの目の高さにたった丁寧でわかりやすい説明で、たいへん身近に感ずることができました。
たった2時間でしたが,生島さんがいかにもありそうな(私たちが聞きたそうな)ことを題材にしてくださったので、短時間で盛りだくさんの内容を学ぶことができました。内容の濃い,充実した2時間でした。
今後、困ったときにはどこに(だれに)相談すればよいかを具体的に紹介してくださったので、大変心強かったです。でも、本来なら,相談しなければならいような困ったことが発生しないのが一番よいのでしょうね… 永野先生、そしてぷれいす東京のスタッフの皆さま、ありがとうございました。(TH)
★「弁護士と話そう」という名目で僕がどんな思いで参加したのでしょうか。僕が参加したきっかけは、ある事がきっかけで、どうしても弁護士の話を聞きたくて、参加しました。一体、どんな話があるのやら?という期待感と不安感をもって聞きましたが・・・。
百間は一見にしかずという言葉がありますが、参加したことによって、まさにその通りだと思いました。自分だけだ!と思っていた悩みは、皆の共通の悩みだと分かって、一人じゃないんだと改めて実感しました。
弁護士がより詳しい情報を提供してくれた事によって、自分の視野が広がったというまでもありません。僕が、この「弁護士と話そう」に参加したことで、溢れすぎるほどの幸せをもらいました。「弁護士と話そう」を企画してくれたスタッフの皆さんありがとうございました。(真猿)
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