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編集後記
 
  女性陽性者からよくある質問

Q2:婦人科検診や妊娠などについて、医療機関での対応に不安を持っています。他の女性陽性者の経験を教えてください。
 
 
2006年3月7日掲載

ちょこりん

20代

女性

 自分の場合は担当医の先生に「婦人科検診をしたいです。」と伝え、同院内で検診を受けました。自分は始めて検診を受けたんですが、看護婦さんはかなり事務的で、「はい、下着とったらそこに座って」と言われ、「は、はぃ…」と着替えていると、「もう用意できました?」と看護婦さんの声。婦人科の先生は男性だったので正直言って落ち着かなかったし、それで検査に協力的でないと思われたのか、「緊張しないでください」と苛立たしそうに言われ、終わった後には看護婦さんに「検査してるんだからちゃんとしてもらわなきゃ」と嫌味の一撃。「すみません」と頭を下げて部屋を出ました。

  これはあくまでも自分の意見ですが、選択肢があれば最初から女医さんをお願いしたほうが良いのかな、と思います。婦人科には単に検診だけでなく、他の事でも気楽に相談できる場所であってほしいと思うのですが、今の婦人科の先生とはそういう関係が築けるのか、疑問です。同院内にこだわらず、他をあたってみてもいいかな、と最近思い始めています。

2006年3月7日掲載

ぷれいす東京
代表
池上千寿子

 HIV陽性とわかっていなくても産婦人科にはいきにくいものですね。自分の性関係について詮索されたり否定的態度を示されたりしないか不安になったりします。けれど婦人科系の疾患は症状がわかりにくいことも多いので検診は大切です。妊娠となれば産科できちんと対応してもらう必要があります。

 とくにHIV陽性女性の場合は、HPV(ヒトパピローマウイルス)のある種のものに感染すると子宮頸がんをひきおこしやすくなり、しかも自覚症状がでにくいので定期的に検診する必要があります。けれどもHIV感染症の臨床医のなかにはHIV陽性女性には婦人科検診も必要だということを理解していない医師もいます。たとえ理解していたとしても院内で産婦人科との連携ができていなかったりします。その結果、婦人科検診をうけていない女性も少なくありません。また、HIV陽性女性の妊娠・出産については自然受精、人工授精などの選択肢がありますが、それについての情報提供を十分にしてくれるとはかぎりません。

 そこで、女性陽性者の診療経験がありHPV診療にも詳しい産婦人科医をみつけておくことが重要です。主治医に紹介してもらう、仲間(女性陽性者)に聞く、などができにくい場合は自分で探すことになります。

 HIV陽性でなくてもいえることですが、産婦人科を自分で探すひとつの目安は、「電話をしてみること」です。匿名でかまいません。電話での質問にていねいにわかりやすく答えてくれるかどうかで医療機関の姿勢がある程度わかります。

中四国エイズセンター
http://www.aids-chushi.or.jp/
 
エイズ関連用語集→子宮頸癌、ヒトパピローマウイルス
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2006年1月16日掲載

つばさ

30代

女性

地方在住

 婦人科に行くのは確かに気が重い!とっても気合がいります。

 私は感染がわかってから11年以上経っているのだけど、定期的に検診を受けるようになったのはここ数年。HIV陽性とわかる前に妊娠・出産を経験していて、そのときは全く抵抗なく産科に通っていたのに、今となっては、前にカーテンがある独特の診察室で、下半身だけ裸というどう考えても不自然なかっこうで脚を開くのにはすごく抵抗があります。

 とりあえず、少しでもストレスや緊張を軽減するために、私の場合は同じ病院内だったので自分の信頼しているドクター(担当医)にオススメの婦人科のドクターをききました。女性のドクターがいいなと思っていたのだけど、女性同士だからいいわけじゃないということがわかったし、あの先生が大丈夫というのだからとりあえず大丈夫だろうと安心して受診することができました。あと、私は自分と娘の誕生月に検診を受けることに決めています。そうすると気が進まなくても、自分や彼女のためにも元気でいたいから検診を受けようっていう気持ちになるので。

 これまではHIVとは関係なく、もう子どもを産むことはないだろうと思っていたのだけど、最近、ちょっと「子どもを産むこともありかも」と思い始めた私。そのときのためにもちゃんと体調を整えておきたいから、これからも婦人科の定期健診を受けていこうと思ってます。

2006年1月16日掲載

M.A

38歳
ヘテロ
東京在住
パート

 婦人科検診について:約7年前から自分の主治医のいる病院内の婦人科に行ってい ました。初診からそのドクターとは相性は悪かったのですが、同じ病院内で楽だから 割り切って通ってました。今回は子宮ガン検診で再検査の後の対応のあまりのひどさ に耐え切れず,(一緒に行った主人が激怒したのも理由)他の病院の婦人科に行く事 になりました。今回のドクターは私の症状のレベルがどういうものなのか、私がわか るまで辛抱づよく教えてくれました。私は思うんですが、初診の時は、付き添いと一 緒のほうがいいんじゃないでしょうか。付き添いの人にドクターがどういう感じか判 断してもらうのもいいと思います。

2006年1月16日掲載

ぐぅ

40代

女性

東京都在住

 検診について、集団検診は考えない方がいいです。感染理由や受診先での検討をすすめられ、どうしてもと言うならば、出来なくはない。と言いつつ、内診もあるし、感染の事も〜。こんな感じで対応されます。

 私が受診している医療機関では人工授精や産ませる医療に対してとても積極的です。ドクターによりますが、是非、担当させてください。と、言われましたが、実は、単なる検診である事を告げたら、私個人の考えは自分に可能な事は協力します。受診の際は、私の所へ来てください。医師によっては、診察以前の考えの方もいるから。医師を変更しない事と主治医から直接医師を紹介してもらい、自分を守らないといけない。と強く言われた事があります。

 後で知ったのですが専門医でも性感染者は自分の責任。ならば医に値なし。の人もいるそうです。私の知る専門医に関しては、初見で感染理由について訪ねられるので、医師に真実を返せば、理解してくれるはずです。私の場合、感染経路は確定出来ません。だから、性感染でひとくくりにされる偏見を感じながら生きる事を受け入れ、本当の意味でポジティブに過ごせる様にカウンセリングも受けています。解決にはなりませんが、情報や色々な部分で支えられています。これは主治医の配慮から受ける様になりました。

 今私が思う事。この病気は数値と薬のみで誰(どの医師)が診ても同じと言われています。依存せずに病気を直視する自分。そのためには、信頼できる専門医(ドクター)と話し合う事が大切だと思います。やはり、ドクターはとても大切な人です。

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