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  パートナー・家族からの質問

Q3:パートナー/家族がHIV陽性だということを自分の身近な人にも話すことができません。自分ひとりでかかえていかなければならないのでしょうか?
 
 
2006年11月4日掲載

田舎もん
40代
ゲイ
九州

<パートナーからのアンサー>
自分は、パートナーが感染していると打ち明けられた時、感染がどうとかいうよりこの人が好きなんだ、大切なんだという事が心の中ではっきりした形で現れました。感染自体に対する、不安が全く無かったと言えば嘘になりますが、自分の中では、さほど大きな問題では無かったからです。

この様な境地にいられたのも、実はその当時、自分も体調不良が続きHIVに感染したのではないかと恐れから保健所へ検査を受けに行った経験があるからです。検査の結果は陰性でしたが結果が出るまでの一週間は本当に思い詰める日々でした。もし感染していたら、もし自分が感染していると人に知れたらどういう状態になるのだろうとか、生きて生けるのかと夜も寝れない日が続きました。一週間後陰性とわかった後、逆の立場で考えるようになりました。もし身近にいる人が陽性者と知ってしまった時、自分はどういう態度を取るのだろうかと自問自答を繰り返す様になりました。また、HIV/AIDSについての勉強もしました。その様な中でパートナーと出会ったのです。付き合い出してしばらくしたある日、すごく深刻な表情で、障害者手帳を渡されました。中を見ると『免疫機能障害』と書かれてあり、直ぐにHIVと察しました。その時不思議と自分の中で、自問自答していた答えがはっきりしたのです。陽性者だろうが無かろうが、自分の中では対した問題では無いという事に気付いたのです。

前置きが長くなりましたが、自分のケースの場合、HIV/AIDSの知識と現在の医療状況が少なからずあったからこそ、冷静な対応が取れたと思います。もし、何も知識が無い人にいきなり話したら、話された方も心に準備がない為、どのように行動してよいかわからなくなります。話す側もただ話したいではいけないのではと考えます。

Q3のケースの様に自分一人では抱えきれない悩み、秘密を抱え込んでいる人は、一人で考えこまずに、そして、身近な人に話す前に東京のNEST(HIV陽性者とそのパートナー・家族のための話し合い、情報交換、交流ができる場)等へ参加されてみてはいかがでしょうか。その中で、少しでも心の重荷を軽くしする事が出来るのではないかと思います。その後、再度身近な人に話すべきかどうか、またもし話すとしたら、どのように話すかを考えてみてもいいのではないかと思います。ただ東京近郊の方はともかく、九州みたいな地方では、なかなか東京近辺まで赴く事が出来ず、NESTの様な陽性者の為のスペースへの参加が難しい状況です。地方でもNESTの様なサポートスペースがあればと思います。地方での実現には課題も多いとは思いますが、今後色々な団体との連携により、実現出来る事を期待します。

2004年7月20日掲載

悩める中年
30代
男性

関東の
一都市在住

<パートナーからのアンサー>
自分の場合、紹介された拠点病院にはソーシャルワーカーも設置されておらず、だれに相談すればいいかもわからずに、本当に困りました。インターネットでNESTにたどり着き、陰性パートナーミーティングに参加できて、多少は「自分ひとりで抱え込む」ことからは、開放されました。現在のところ、私の家族にも、彼女の家族にも感染を告げていません。

派遣カウンセラー」の制度は本人だけでなく、パートナーや家族も利用できるらしいので、この制度を使うのがいいのかもしれません。

2004年7月20日掲載

ピノコ
20代
ゲイ
東京23区内

<パートナーからのアンサー>
かかえこむことは危険だと思います。精神的に参ってしまいますよ。陽性者が健康に生活する為には、その本人はもちろん、身近にいる陰性者も心と身体が元気、健康でいる必要があると思います。

僕の場合、パートナーからHIV陽性を告知されたとき正直「荷が重いな」と思ってしまいました。彼が陽性だということではなく陽性であるという秘密を隠し通さなきゃいけないっていうことに・・・。

友人等との交流の際、それはとてもぎこちない行動となり、時には嘘をついてごまかすなど気をつかい、心身ともに疲れてしまいました。

これではまずいとパートナーと相談をし僕のとても仲のよい友達1人に告白することにし、そのことで僕の心の平穏も取り戻すことができました。第3者が事情を知ってくれているっていうことだけで僕の気持ちは随分楽になりました。

今、ネストには陰性パートナーミーティングという場があります。僕も利用させてもらっていますが、ここも第3者に自分のことを聞いてもらえる貴重な場だと思います。事情を知る友人、知人のネットワークを広げることは、陰性パートナーの心のケアにつながることになるんではないでしょうか?


2004年7月20日掲載

C・D
30代
男性
パートナー
東京在中

<パートナーからのアンサー>
まず質問の「パートナー/家族がHIV陽性だということを自分の身近な人にも話すことができません。」とありますが、陽性だからといって何も身近な人に話す必要はない、と思っています。それに自分のパートナーは、知らない友人にはあえて話さなくてもいいという考えなので、それでいいと思うし、私がべらべらと話す事でもないと思っています。

次に「自分ひとりでかかえていかなければならないのでしょうか?」ですが、パートナーや家族がいるから自分一人ではなし、自分一人でかかえていかなければならない、とそんなに重く考えなくてもいいと思いますし、そんなに重く考えていたらパートナーや家族の方に逆に迷惑になると思います。私の場合は彼から告知されてすぐに、ぷれいすさんにお世話になりましたので、身近にHIVなどのことを話せる友人ができたので、ありがたいことに、ひとりでかかえてるという意識はありません。

こうやって書くと、何かとても精神的に強い人間みたいに見えますが、結してそんな事はなく、ぷれいすさんをまだ知らなかったり、パートナーが告知まもなくてパニックになっていたら、どうしていいかわからなくて、うろたえていたかもしれません。

最終的には、パートナーや家族が陽性か陰性かにかかわらず、HIVに関しての知識は正しくて最低限は持っていたほうがいい、と思いました。

2004年7月20日掲載

Hくん
30代
男性
関東

<パートナーからのアンサー>
自分ひとりで抱えるコトはないと思います。パートナーや家族が陽性者であるという同じ立場の人は世の中にたくさんいて、最初はみんな同じトコで悩むと思います。

ボクはパートナーが陽性者ですが、パートナーがNESTの活動に関わっていて、ボクもたまにミーティングやイベント等に参加して、同じ立場の人たちと交流して話を聴いたり、本などを読んだりして自分の中の壁をパートナーと一緒に越えています。

周りに本当に信じられる友達がいるならば相談してもいいかも知れませんが、まずは自分ひとりではなく、陽性者のパートナーや家族がいるということ、そして同じような立場の人が集まるボランティアなどがある、というコトを忘れないでください。

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