身体障害者手帳の申請には医師の診断書が必要になってきますが、僕の場合診断書を巡って紆余曲折があったので、その体験談を話したいと思います。
診断書の申請をして2週間ほどで手元に届いたのですが、手帳の申請をする前に内容を確認しようと思って見た時の感想は「ひどい、、、こんなの提出できんぞぉ〜」
何が不満だったかというと、まず一つ目は、「4(2)日常生活活動制限の状況」の該当事項を医師本人が2つから3つに訂正しているにもかかわらず、その合計欄の数は2つのままになっており、「4(3)検査所見及び日常生活活動制限等の該当数」の方は3つに訂正しているものの、訂正印を使わずに「2」をムリヤリ「3」に書き換えた形にしていた事。
二つ目は、「4(3)検査所見及び日常生活活動制限等の該当数」が障害程度3級に相当するはずなのに、医師の総合所見は「第4級に該当」と書いている事。
三つ目は(これが一番アタマに来たのですが)診断書の依頼をする二週間ほど前に帯状疱疹が出て治療を受けているのに「4(2)日常生活活動制限の状況」の該当する個所が「無し」になっていた事です。
こんな事実と違うし見た目も目茶苦茶な診断書をお役所に出せ、というの?腹が立った僕は病院の医事課とソーシャルワーカーに相談してみましたが、「診断書の内容についてなら医師に直接聞いてくれ」と言うつれない返事。ならば、徹底的に書き直させてやる、と診察の予約をとって医師と面会しました。
医師は形式的なミスについてはすぐに非を認め、帯状疱疹については「全然認識して無かった、ゴメンね」との一言(オイ、大丈夫か?)。
それから障害認定用のマニュアル本を取り出してきて、医師は「でも、ここには単純ヘルペスは載っているけど、帯状疱疹は記載が無いよ」僕「???」医師「それにここの一覧に該当するという事はエイズ発症の既往があるという事になるよ」僕「へ???」僕は医師のテキストをよく見てみました。あらら、全然違うところ眺めているんです、これが。。。
「ここぢゃなくて〜、こっちのページのここに列記されてるでしょう?ほら〜」と僕は認定基準の該当するところを指差して教えてあげました。医師「ああ、本当だ。そうか、悪かったね」だって。。。ついでに障害程度等級の該当数について医師の認識が間違っている事もテキストを示して教えてあげました。
という訳で、余りにもお粗末だった最初の診断書は全面書き直しで決着がつきまして、ついでに、その医師には他の病院への紹介状も書いてもらいました。ここまでやられてしまうと、医師に対する信頼が全く無くなってしまいましたし、ソーシャルワーカーの対応にも不満があったので。。。こういう件で医師やソーシャルワーカー、院内のその他の担当者と接していると、その病院のHIV治療体制のレベルが見えてくるような気がします。
これから障害者手帳を取得する人は、もらった診断書の内容に不備はないか、自分の思っていたのと違ってはいないか、まずはよく確認して下さい。それで、もし内容に不満がある場合には諦めたりせずに勇気を持って行動に出るようにしましょう。この病気とは長い付き合いになるのですから、障害者手帳の申請も、納得のいく形で行ったほうがいいと思いますよ。 |